警備員の休憩(仮眠)について

警備員 休憩

人々の安全を守る警備員。場合によっては長時間の業務でも休憩時間がないこともあります。その場合には体を休めることはできないのでしょうか。また、警備員の待機時間や仮眠時間とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、警備員の休憩について詳しく解説していきます。

警備員の仕事は変形労働時間制

警備員には休憩時間がないことがあります。警備業務における休憩時間は、ほかの職種とは少し異なるという特徴があるのです。警備業務の休憩時間について知るために、まずは労働形態を見ていきましょう。

警備会社は「変形労働時間制」を適用していることがあります。変形労働時間制とは、労働時間を月単位や年単位で調整することで、勤務時間が増えた場合でも時間外労働としない制度のことです。この制度によって、警備員は24時間勤務などの長時間労働が可能になります。

なぜこの労働形態が必要になることがあるのでしょうか。その答えは、警備員の仕事内容にあります。例えば、警備員の休憩時間に不審者が施設に侵入した場合を考えてみましょう。当然のことながら警備員は不審者に対応しなければなりません。このように休憩時間であっても業務が発生する可能性があるわけです。そのため、警備員は自由に休憩することはできないのです。この自由に休憩することができない時間は休憩時間とはなりません。

警備員には休憩時間・仮眠時間はある?

警備員には休憩時間がない場合もあるとは言っても、体を休めることなく働き続けるというわけではありません。所定の部屋でモニターなどを見ながら待っている待機時間や、仮眠をとってよい仮眠時間などは業務が発生するまでは体を休めることができます。

ただし、業務が発生した場合には仕事をする必要があるため、休憩時間ではなく、あくまでも勤務時間とみなされているわけです。勤務時間なので、もちろん賃金は発生します。例えば、22時から翌朝10時までの勤務内容で、待機時間と仮眠時間が6時間あるとします。その時間帯に警備の仕事が発生しなかった場合でも、12時間分の賃金が発生するのです。

待機時間・仮眠時間にしてはいけないことって?

「休憩時間ないということは、食事はとれないの?」と疑問に感じた人もいるでしょう。心配ありません。夜間の警備においては、急に業務が発生することは少ないため、待機時間に食事をとっても問題ないケースがほとんどです。しかし、先ほどもお伝えしたとおり、あくまでも待機時間や仮眠時間は勤務時間とみなされます。食事中、仮眠中でも何らかの事件・事故が発生した場合には、速やかに動けるように用意をしておく必要があります。

ちなみに大きい会社になると警備員の数が多いため、交代して休憩時間をとれる環境が整っていることもあります。この場合、休憩中にもし業務が入っても、ほかの警備員が対応してくれるので、休憩時間を使って業務をする必要がなくなります。このような勤務体制については会社によって大きく異なります。就業前に必ず確認するようにしましょう。

ここまで警備員における休憩時間について説明してきました。会社の方針や規模によって、労働環境は大きく異なります。就業後のミスマッチを防ぐためにも事前の確認を怠らないようにしましょう。

勤務体制や休憩時間などは、求人情報から確認することができます。
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